廃墟少年
梅雨が来るから。
君は泣くから。
頭を抱えて。
声は無くて。
錆びついちゃった悲しみに。
雨と一緒に紫電が落ちて。
少し痺れたような気がした。
ざらついた嘘を吐いてみても。
君は泣くから。
喉を押さえて。
瞳を溶かして。
燃え尽きちゃった痛覚に。
涙と一緒に硝子が落ちて。
少し赤くなった気がした。
嘘だ どうせ なにもかもが
虚構で組まれた この冷たいコンクリートも 鉄も
檻も 棘も 全部全部
自分で勝手に組み上げたくせに
その中で血まみれになって
何が楽しい?何が苦しい?
鍵は持ってるんでしょう?手が傷だらけでも握れるんでしょう?
もっと泣けよ 叫べよ 蹴飛ばしてやるから
他人事みたいなふりをしながら
ここにあるのは鏡だってことくらい知ってるくせに。










